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雪風(アローラキュウコン)





フリガナ:ユキカゼ

年齢:享年30歳

性別:男性

身長:180㎝、体重:80㎏ 悪霊:250cm

一人称:僕

出身:ウラウラ島ラナキラマウンテン


桜花隊隊長、雪風の人物を辿るのは非常に難しい。功績を遺す記録はなく、桜花隊の組員の日記(途中で途切れている)からしか読み取ることはできない。この日記と雪風の愛刀は神無月家の倉庫に大事に保管されている。後には故郷に建てられた小さな彼の墓を残すのみである。


日記の一部(全体的に焦げ付いている)

狂ってしまった戦いの神を倒すために隊を組んだ。

隊長の雪風は一族を戦争で失った為、元凶である戦いの神を討つことを決めた。

隊員が100人ほど集まったが、熾烈な戦いに徐々に数を減らしていった。

隊長は悪魔に魂を売った。

恐ろしいほど進行した。

隊長の故郷、ラナキラまで追い詰めた。もう少しで勝利だ。

…桜花隊は全員殉職している。


ところで、ラナキラマウンテンには、幽霊のうわさがある。

まず、夜になると悪霊が現れる。

遭難した人を、からかい食い散らかしてしまうらしいが、その死体は滑落したものとして処理される。月読見家によって退治される予定だったが、神無月家から止められ、力を弱めるだけになった。

早朝、彼の墓の近くに、軍服に身を包んだ青年が立っているという。目が合うと、敬礼をして消えるとのこと。



神無月家当主がとある幽霊達へ雪風についてインタビューした記録がある…

ウミウシの青年ぽい影「隊長は、戦いに向いた男ではないのであります。雪山に住んでいたただの優男です。いつも手が震えておりました。でも私以外の周りの人間にはその様子を見せることがなかったのであります。」


薄い影「隊長は7人の部下の死を目の前にして、人が変わりました。悪魔に魂を売って、お屋敷から刀を盗んでまいりました。鬼のように刀を振るって、神の差し向けた敵をあっという間に倒してしまい、神を追い詰めていきました。夜も眠れぬ体になられた。」


ウミウシの青年ぽい影「私は道半ばで倒れてしまったのであります。隊長がどのような死を迎えられたのか知らぬままです。故郷がどうなったのか、気になって化けて出てきたのでありますが、・・・この平和な故郷の様子を見ると、雪風隊長はやり遂げたのでしょう。未来へ繋げた、立派な男であります。名前が残ってなくともよいと思います。隊長は恥ずかしがりやでしたから、墓だけ作ってもらえれば大万歳であります。」


…雪風の人物について詳しく教えてください

ウミウシの青年ぽい影「容姿はとても整っておりました。男子の自分が言うのはおかしいかもしれませぬが、美しささえあったと思うのであります。おなごには良く囲まれておりました。」


薄い影「米が異常に好きでしたね。米をおかずに米を食うておりました。」


ウミウシの青年ぽい影「夜中、米の食料袋当たりから物音がするので、ネズミかとおもって叩いたら大体隊長なのであります。・・・申し訳ない。時間が来てしまったようです。」


↓ストーリー上の動き

万暦(ムゲンダイナ)と対峙する主人公たちの援軍として召喚に応じる。国地方関わらずこれまで、未来へ希望を託して亡くなっていった数千、数万の戦士たちの魂を引き連れて万暦へと突撃する。時間を稼いだ後に静かにその姿はかき消え、同時にラナキラ山の悪霊も姿を消した。




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