正式名:リヴァイアサン
年齢:数千年前から存在すると伝えられている
性別:♂
身長:人型:250㎝、全長:50m、体重:人型:150㎏、350t
一人称:私
巨大な白い鯨。その巨体で数百、数千の捕鯨船を沈めてきた恐怖の大鯨と伝えられる。 幾人の鯨採りが彼に勝負を仕掛け、海に散っていた。 彼の存在を邪魔だと思う者も居れば、神の使いだという者もいる。駆除すべきだという者もいる。 この時代になっても彼の動きや生態は謎に包まれているところが多いという。
いつもは静かに深海近くに沈んでいる。ほぼ寝ている事が多い。息継ぎをしなくても生きれるらしい。
潮の流れを敏感に察知して動き出す。彼の生み出す海のうねりは独特なもので、鯨たちはその動きだけで彼が目覚めたとわかる。 荒ぶる怪物と化しているときは誰も止める事が出来ないため、海の生物たちは道を開け、彼の進撃を見送ることに徹している。 一度暴れると、船が海底に沈むまで攻撃は止まらない。 「まさに神の作り出した怪物だ。」と海の生物からも恐れられている。
たまに鯨の群れに合流してくるときがあるので、普通に仲間として受け入れられている。 その時に言葉を交わすと、怪物とは思えないほど穏やかで知的な喋り方をするという。 子どもたちの成長を見るのを何より楽しみにしているようだ。
鯨の形をしているが、やや鯨との特性が異なる点がある。 それは彼がカイオーガ(スザク)から直接創り出された聖なる生き物であるからだ。 全ての鯨は彼の血を引く末裔である。 彼が怒るのは海の怒りを感じる事ができるからだ。乱獲捕鯨以前よりも前から彼は人間に対して怒りを持っていた。
「人間の恨みを集めるのは私一人だけでいい・・・。今は私たちを欲の為に殺す人間は少なくなった。 時代は変わる。恨みを子に受け継ぐな。すべて私が持っていく。」 「声の無い形の無い怒りを、私は体現してきた。しかし、暴力は断罪される。私はもう長くない。」
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